日本が大工を必要としている。
創業から半世紀以上、60年間続いている当社は、主に業界最大手の積水ハウス(株)の施工工事を請け負ってまいりました。
取引を開始して約50年、常にトップクラスの指定工事店として在籍大工は約40名(令和6年現在)、累計完工棟数も10,000棟を達成いたしました。
当社は積水ハウス(株)と緊密な協力体制のもと、未来を創る若い人材を育てるべく、積水ハウス(株)が主催する教育訓練センター・訓練校に新規大工見習者を入校。
半年間の寮生活をしながら、大工職の基礎だけでなく、社会人に必要な教養やマナーを教育することで、大工である前に社会の一員として一人前であることを目指します。
訓練校修了後は、建築工事現場での実作業を通じて当社ベテラン大工のもとで教育。一人前の職人を目指して育てます。
同業他社では工期短縮を図るために、床や壁などといった場所に特化させた専門工を育てている会社もあります。
また、建築工事現場へのAI(人工知能)を用いた技術の普及により、大工を取り巻く環境が大きく変化することで、今後ますます一人の職人に求められる技術や知識が減っていく可能性があります。
しかしながら、現場での経験から得られる知識と確かな施工技術は容易に代替できるものでありません。
当社ではあくまでも、大工は一から十まで全ての作業を一人でこなせることを前提とし教育します。
それは「どのような現場でも通用するのが大工」という、いかなる状況においても揺らぐことのない向笠工務店の基本理念によるものです。